目   次

は じ め に

第1章 親の障害受容をめぐる研究状況と課題
  1.先行研究の概観
  2.障害児をもつ父親の障害受容について―― 手記からの検討

第2章 大江健三郎作品解題1―― 障害を受容するまで
  1.「ヒロシマ・ノート」、光について
  2.「空の怪物アグイー」(1964年1月『新潮』)
  3.「個人的な体験」(1964年8月、新潮社)

第3章 大江健三郎作品解題2―― 障害受容〜父親の役割
  1.「父よ、あなたはどこへ行くのか?」(1968年10月『文学界』)
  2.「ピンチランナー調書」(1976年8-10月『新潮』)
  3.『新しい人よ眼ざめよ』(1983年6月、講談社)
  4.『静かな生活』(1990年10月、講談社)

第4章 大江健三郎作品から読みとれるもの
  1.大江における障害受容と文学作品の展開
  2.大江作品の示唆するもの

お わ り に

参 考 文 献